羞恥
こんにちは、斧です
今年も早くも六月。だと言うのに一向に彼女が出来る気配が見えてきません涙
様々な手を尽くして(友達の紹介とかネットからのオフとかね)何とか女の子と仲良くなっても「なんか違ぇんだよなぁ…」となってしまい、異性として意識する以前の問題です
ここまで読んだ方の胸中にはたぶん「ケダモノの分際で理想高すぎるんだよクズが!」という言葉が浮かんでいると思います
確かに僕の理想は高いのかもしれない…でも自分を騙して誰かと付き合えるほど僕は器用ではありません…
ただ自分が好きになるような子には好かれないっていう悲しい厳然たる事実があります。
話は変わりますが、この間服を買いに行きました。友人に連れられて行ったのですが、もうめちゃくちゃ疲れましたね。
通路に座るガキンチョ
喚く外国人
極彩色の髪
ここは何処の地獄だよ、という感想しか最初抱けませんでしたが一時間も経つと慣れてきたのか、僕も地獄の住人の一人になってましたね。
何が地獄って、たぶん五歳くらいの子供ですら他人をガンガン押し退けて歩くというところ。たぶん両親の教育の賜物ですね。生きやすい人生になると思います。
で、話は服を買いに行く前日まで遡るのですが
「さすがに何も考えず服を買いに行くのは無謀すぎる。棺桶を引きずったフランコネロに銃を向けるようなもの」だと僕は考えたんですよね。
そこで近くのコンビニまで走ってファッション雑誌とやらを購入しようと考えた訳です。
ステテコにティーシャツで道を全力疾走し、国道まで出て、その上でようやくコンビニに到着し、エロ本読んでるオッサンをかき分けてファッション雑誌を手に取った時、一つの強烈な感情に襲われました。
羞恥心です。
僕は恥知らずで恐れ知らずとして名を轟かせた(どこにだ)人間なのですが、この時ばかりは羞恥心を抱かずにはいられませんでした。
汗だくでステテコとティーシャツの男がコンビニでファッション雑誌を買う。店員や他の客からしたら良い話のネタでしかありません。
仕方が無いので一度帰宅し、スーツか何かを着て、再度コンビニに入店しようと考えたのですが、その時天啓が舞い降りました。
「エロ本で挟んだらよくね?」
汗だくでステテコでティーシャツの男がエロ本を買うのは自然ですよね。何も不自然なところが無い。
ですからエロ本2冊でファッション雑誌1冊を挟んで買えばいいのです。
僕はウキウキしながらギャル系のエロ本と清楚系のエロ本(この言葉の矛盾は嫌いでは無い)をチョイスして目についたファッション雑誌を挟み込みレジへ向かいました。
店員は女性でしたが、女性店員のレジでエロ本を買うなんて僕にとっては昼下がりのティータイムと同様。なんら感情を揺さぶる事態ではありません。
店員も「またスケベな雄がエロ本を買うんだな」くらいに思っただけでしょう。流れ作業でファッション雑誌もバーコードを読み取られました。
こうしてファッション雑誌を購入する事に成功した僕は翌日の待ち合わせのためにそれなりにはやく就寝したのでした。
結局、服を買いに行く前にファッション雑誌を読むことはありませんでした。