権力者の目
こんにちは斧です。
で、こんな風に考えていた僕はふとあることに気付いた
それは
「よく考えたら誰も直接見た事無いな」
と言う事。
いやいや何を当たり前のこといってんだ、となる気持ちは分かるけども冷静に考えて欲しい
太古の昔、たとえば縄文時代。人は自分のムラと精々隣のムラくらいにしか行かなかったと思う。
そんな彼らにとっての美人とは「ムラ二つの中での美人」である。
で、ムラ二つの中に現代で言う美人が居る確率(もちろんスッピンで)ってそこまで高くないと思う。
故に現代で言えばそんなに可愛くない子がめちゃくちゃ美人として持て囃されていたはず
美人をめぐって大戦争が起きたこともあるわけだしね。
もちろんイケメンの概念として男にも言えることだけれど、男と女で明確な違いがある。
それは(少なくとも美人を見ることに関しては)現代人と同等の目を持つ存在。つまり「権力者」の存在。
秦の始皇帝を始め、数々の男達が様々な地を支配した後に行った事、それは美人を手元に集めまくること。日本の大奥とかもそうだよね。
国中からかき集めるのでそりゃ可愛い子や美人は嫌と言うほど見ているはず。チンギス・ハンとかに至ってはヨーロッパの端っこの方まで攻め込んで好き放題やってる。
こいつら羨ましい、と思うのが当然だが待って欲しい。
我々は彼らのように勇猛でも知略に長けている訳でも無いのに少なくとも「美人に対する目の肥え方は彼らと同等」であるのだ
テレビやインターネットの普及によって我々は国中から一番二番の美人を見ることが出来る。時代が時代ならせいぜいムラ二つからしか美人という概念を抽出出来なかったのに!!!
さらに今ではAV女優とかまで美人である。おっさん達から聞くに昔はポルノ女優って言ったらブスで当たり前だったらしい。
美人の痴態とか、世が世なら王者にしか見られないモノを当たり前のように見れるのである。これはもう脳味噌おかしくなるに決まってる。
だって美人の存在を知れるのに、相変わらず美人を獲得できるのは基本的には才気に溢れる者なのだから。知らなければ渇くことが無いのに手の届かない美人の概念を知ってしまうのは悲劇だ。力弱くて頭も悪くて喋りも下手なのにアイドルとか美人俳優とか見てしまったら渇きは凄まじいと思う。
こんなモノ当たり前のように見ているから、ちょっとした女性の顔の欠点をあげつらったり傲慢に品定めをするのである。断じて許せない行為だと思う(紳士アピール)
王者でも覇者でも無いのに手の届かない美人を知ってしまう現代は残酷だと思うが、それでも謙虚に生きるべきなのだと思う。
つまり、謙虚に生きるのでせめてムラ二つの中での美人と僕は付き合いたいのである。